日本ブリーフサイコセラピー学会

日本ブリーフサイコセラピー学会 第31回 オンライン大会
The Japanese Association of Brief Psychotherapy Annual Meeting

20分でわかる!ブリーフサイコセラピー

6月26日(土) 11:10~12:20

わかりやすく言えば、これはブリーフサイコセラピーの代表的なアプローチを“つまみ食い”するための企画です。「耳にはするけどよく知らない」、「これまで学ぶ機会を逃し続けてきた」、「ワークショップで5時間もかけて学ぶほどの熱意はないが、どんなものか聞いてはみたい」、誰にでもそのようなアプローチが存在するのではないでしょうか。9名の豪華講師陣による、20分でわかるシリーズ。乞うご期待!

【参加方法】

「20分でわかる!ブリーフサイコセラピー」は、11:10~11:30、11:35~11:55、12:00~12:20と時間帯を3つに区切り、さらにそれぞれの時間帯ごとに3ルームずつご用意して、みなさんをお待ちしております。
参加者のみなさんが一つの時間帯に参加できるのは、一つのルームのみ!組み合わせは無限大!
まぁ、実際には3×3×3=27種類なのですが、お好きな組み合わせでご参加ください。

ご登壇いただく9名の先生方には、生配信か、事前に録画収録していただいたものを流していただくかのどちらかを選んでいただくことにしております。
また、アーカイブを残したり、事後配信をする予定はございません。あらかじめご了承ください。

1 11:10~11:30
第1会場

【A-1】
エリクソニアン・アプローチ

津川秀夫(吉備国際大学)
「20世紀最大の臨床家」とも「ミスター催眠」とも称されるミルトン・H・エリクソン。彼はブリーフセラピーの誕生と発展に大きな影響を及ぼしました。ここでは、エリクソンの人となり、そして彼のアプローチのエッセンスについて紹介します。
第2会場

【B-1】
宮田敬一先生-日本ブリーフサイコセラピー学会を立ち上げたミルトン・エリクソンとブリーフセラピーの紹介者-

長谷川明弘(東洋英和女学院大学)
日本ブリーフサイコセラピー学会を創設された宮田敬一先生が逝去されて10年が過ぎました。宮田先生の事例やアイデアだけでなくミルトン・エリクソンやブリーフセラピーを紹介の折のエピソードを通じて「ブリーフサイコセラピー」をわかりやすく解説します。
第3会場

【C-1】
解決志向アプローチ

柴田健(秋田大学)
ミラクル・クエスチョンやスケーリング・クエスチョンをしなければ「ソリューション」ではないの?いえいえ,そんなことはありません。ここでは,何をどうすることが「ソリューション」なのかを,夏目漱石の小説「夢十夜」の一節をもとに考えていきます。
2 11:35~11:55
第1会場

【A-2】
オープンダイアローグ

植村太郎(神戸労災病院)
皆さんは統合失調症を知っていますか?昔は精神分裂病と言われていた精神疾患です。恐らく皆さんのこの疾患に対するイメージは、重い精神の病で、急性期には投薬や入院が必要になるというものでしょう。
もしそれが、対話のみで良くなるとしたら?奇跡ですかね?20分でオープンダイアローグを皆さんに伝えるのもある種の奇跡ですが、チャレンジしてみたいと思っています。
第2会場

【B-2】
ナラティヴ・セラピー

坂本真佐哉(神戸松蔭女学院大学)
外在化する会話として有名なナラティヴ・セラピーは、問題についての責任を追求しないという会話構造を特徴としていると言えるでしょう。
また、そのような安心感の持てる会話プロセスが新たな意味生成を促進します。そんなこんなについて語る20分にします。
第3会場

【C-2】
システムズアプローチ

村上雅彦(広島ファミリールーム)
システムズアプローチは、対象をシステムとして捉えてアプローチする方法です。理解も実践も簡単ではないのですが、どのようなアプローチを用いる方にも役立つものの見方や対応の方法を持っていると思います。できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
3 12:00~12:20
第1会場

【A-3】
ボディ・マインド・リスニング

小関哲郎(宇佐病院)
ボディ・マインド・リスニングとは、セラピストが自分の体と心に注意を向けることで、本来持っている力を発揮しやすくするための考え方とトレーニング法です。あらゆる臨床場面で有効な方法なので、超初心者からベテランの方まで、ご参加をお待ちしています。
第2会場

【B-3】
動作療法

大多和二郎(サンテコンサル横浜)
「動作とこころはどんな関係なの?」「動作療法ってどういうことするの?」という疑問にお答えできるように、コンパクトに動作療法を紹介してみようと思います。体験治療論という考え方も解説します。20分間、動作療法の世界に触れてみてください。
第3会場

【C-3】
EMDR

市井雅哉(兵庫教育大学)
トラウマ記憶に焦点を当てながら、素早い水平方向の眼球運動を導き、連想を活発化することで、孤立していたトラウマ記憶が周辺にある適応的な記憶と結びついて、全体として適応的な方向に移行します。脳神経学的なメカニズムが働いていると言われているEMDRについてざっくり解説します。

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